希望の星学園での生活

通学

奄美群島で唯一の特別支援学校「県立大島養護学校 」まで徒歩数分の位置にあります。大島養護学校に通うため、島内や離島からたくさんのお子様が入所されます。


希望の星学園施設長

学校教育の中で学ぶことはもちろん多いですが、それと並行して、希望の星学園ではとても長い時間を集団生活の中で過ごすので、ここでしか身に着けられないコミュニケーション能力や人間関係というものもあると思います。役割分担や自律心を体験的に学ぶ環境になっています。

歓迎会

新学期最初の行事が、5月に実施している歓迎会です。4月ではなくこの時期に実施しているのは、新入児の方々が少しずつ学園生活に慣れてきて、緊張もほぐれてきている時期だからです。お菓子を食べたり、音楽を楽しんだりして、親睦を深めます。




希望の星学園施設長

入所したばかりのお子様はみんなもちろん不安なわけですが、周りの年長の入所者、特に高校3年生の助けを借りながら不安を乗り越え、学園での暮らしに慣れていきます。それは年長の子どもたちも、初めて入所した時の不安感を覚えているからで、自分と同じ状況にある後輩を助けたいという思いやりがあるのだと思います。

ごはん


4月の新入児歓迎のごはん。入学式の日に、新入生には祝い膳としてごちそうが出ます。

こどもの日のごはん。みんなの好きなエビフライと、端午の節句に欠かせないかしわ餅。オムライスは鯉のぼりに変身しています。

開園記念日のごはん

栄養士

学園では、鶏飯、油ぞーめん、マコモなどの郷土料理もお出しします。栄養バランスはもちろんですが、なるべく島の地場産を使うようにして、入所で暮らしている方も郷土の味や季節の味を楽しめるように心がけています。子どもの頃に身についた食への感覚は、一生続くものですから。

生徒会活動

生徒会では、平日に登校前のモップ掛けや靴箱掃除を行っています。また、新入児歓迎会・クリスマス会の準備や司会進行などを、生徒会が担当します。週末は月1回、カラオケ、外出(買物)などを実施しています。


児童発達支援管理責任者

この学園では、子ども達の間のきょうだい関係がすごくよくできていて、助け合いができているんです。ある子が「喧嘩して仲直りしたいけど、どうしていいのかわからない」というと、他の子が「自分のときはこうしたらうまくいったよ、あなたもやってみたら?」と提案する、とか。「落ち込んだってしゃーないから、こうしなさいよ」とか。子ども同士で悩み相談やトラブル解決をしてくれることは多いです。

ジャガイモ栽培

春に種イモを植え、秋に収穫。畑の達人・施設長から男の子たちに植え方が直接伝授されます。収穫は、学園のみんなでします。地域の方々に販売したり、みんなで調理して食べます。

夏のお祭りに参加

龍郷町の夏の大イベント、花火大会(龍郷ふるさと祭 )。多くの出店が出ていることも楽しみの一つです。龍郷町の花火は時間は短いですが、連発で一気にあげるのでとても見応えのある花火大会です。
その他の地域の夏祭りや花火大会にも出かけています。夜の外出は日頃なかなかできないので、夏休みならではの行事です。

夏祭り

利用者さんと一緒に楽しんでもらうために、保護者を交えた夏祭りを行っています。たくさんの出店を用意し、食べ物からゲーム、カラオケなど2時間ほど楽しむことができました。たくさんの笑顔が見られました。

命日祭

施設の利用者さんや職員、地域の施設に関係するお亡くなりになった方々のためにお祈りをします。カトリックのミサが捧げられ、全員で焼香を行います。いつも激しく動き回る方々もその日だけは神妙な面持ちで参加していました。

ゆうあいスポーツ大会

毎年 11月3日文化の日に、大島地区の障害児・者施設が集まりスポーツ大会が行われます(大島地区ゆうあいスポーツ大会)。利用者さんたちも施設間の行き来があり、懐かしい顔に会い、競技そっちのけで、さながら同窓会のようになっています。最後は全員輪になり島の八月踊りや六調を踊って団結を確認し合います。島ながらのとても温かくなる大会です。

クリスマス会

希望の星学園・星窪きらりの一大行事のひとつです。多くの保護者や、お世話になっている方々を招待しています。日頃の感謝の気持ちを歌やダンスで披露したり、お招きした地域の小・中学生のみなさんの歌で大いに盛り上がりました。

卒業・卒園祝賀会

泣いて笑って元気に卒業生を送る会です。利用者の皆さんは、短くても3年間は、この学園で生活を送ります。3年間、6年間、12年間……それぞれの学園生活を振り返る日でもあります。涙、涙の会です。

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