希望の星学園での仕事
希望の星学園での仕事を紹介!!
Q. 利用者の皆さまとの関係って、どんな感じですか?



児童発達支援管理責任者
学園は、毎日が漫才みたいというか…笑いが絶えない場所ですね。
子ども達のほうが一枚上手なので、土日に出勤すると「なんでいるの?」「何か問題でも?」みたいな態度だし、平日に休むと「なにサボってるの?」と(笑)。私は「サボってませーん、用事があったんですー」って。
子ども達も施設のことをそれなりにわかっていて、施設長がエライのだと知っています。だから何かあると、「じゃあ施設長に言いまーす」と。私は「やめてくださーい」(笑)。

児童発達支援管理責任者
子ども同士の人間関係ができているところに職員が入っていって「何かしてあげる」は違うんだろうなと思ってます。子どもたちと一緒に遊ぶ、一緒に笑う、それが基本で、一緒に生活してるんです。職員が指図をしていくとお子さんも反発しますけど、職員からお願いすると、子どもたちが協力して一緒に解決してくれる部分は大きいです。同じ人間としてふつうに関わると、お子さんが暴れた時にその原因もわかるようになるし、全然違うんです。
Q. 星窪きらりで働いていて、どんなとき歓びを感じますか?

事務職員
お子さんの成長を見られるのが一番の喜びです。お子さんが「あー、うー」という形ではあっても、自分の気持ちが表現できるようになったとき、職員たちはすごく嬉しそうに、その成長ぶりを話してくれます。

児童発達支援管理責任者
子どもが入学したころは職員は苦労でしくしく泣いて、卒業のときは「よく頑張った」で職員にまた泣きが出て。だから担当職員は毎年涙がボロボロです(笑)。親御さんもですけど。
力を合わせる、知恵を出し合う――さまざまな会議

Q. 仕事をしていて難しいこと、大変なことは?

事務職員
必要以上に世話をしすぎていないか、ですね。障害の種類や程度に応じて、自分でやればできること、身に着けていけることもあるわけですが、私たち職員がついつい世話をしすぎて、利用者さんの能力が落ちてしまったり、役割を奪ったりしてしまうこともあるだろうと、懸念は持っています。
よく学び、よく実践する!――職員養成の取り組み

新人職員研修
施設独自の研修カリキュラムを準備し、新人職員に対して、理念から始まり、職員倫理や心構え、福祉の基礎となるものをベテラン職員からレクチャーしてもらいます。

人権擁護内部研修
毎年、人権チェックリストを活用し、利用者さんに対して不適切な対応がないように再確認を行っています。グループごとにテーマを決め、時間の許す限り話し合いました。机上のもので留めないように実践として、活用していきます。
Q. 希望の星学園で働き始めたきっかけは?

サービス管理責任者
奄美大島の出身ですが、最初は保育園に勤めようと思って、名古屋の短大で保育の勉強をしていました。この時、保育園以外でも実習をする必要があって、奄美の希望の星学園に受け入れてもらったんです。実習がよかったので、保育園から障害児福祉に志望が移り、希望の星学園に採用してもらえることになりました。実習の時にどこで受け入れてもらうかって、大事だと思います。
実習生受け入れ

希望の星学園と星窪きらりでは、社会福祉士を目指す学生を受け入れることができます。施設に社会福祉士資格を持った実習指導者講習修了者を配置し、1ヶ月間の指導と体験カリキュラムを準備して、島の福祉を担っていく若者をサポートしています。鹿児島国際大学などから学生を受け入れてきました。

Q. 希望の星学園での仕事に興味がある方へ向けて、何かメッセージを。

事務職員
人と関わる仕事ですし、なおかつ障害を持った方に向けた仕事なので、誰でも最初は不安があると思うんです。でも「相手が障害を持っているから難しい」ということはなくて、信頼を積み重ねて人間関係を作っていくところは障害があってもなくても同じです。一人で頑張る仕事じゃなくて、利用者さんとお互いに作っていく仕事なんです。

サービス管理責任者
イメージしにくい仕事かもしれませんが、例えば学園・きらりに遊びに来るとか、ボランティアをちょっとやるとか、そうやって始めていただければいいのかなと思います。利用者さんたちに何かしてあげるというより、利用者さんたちと一緒にいて、生活を見守っていく仕事ですので、そういうことに興味がある人ならどなたでも大歓迎です。フルタイムでもパートでもOKです。資格がなくても、うちで働きながら資格をどんどんとっていけばいいと思います。